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東京の終電と深夜の過ごし方
東京の終電は0時台前半、始発は4時半頃。その間の4〜5時間をどう過ごすか。タクシー・ネットカフェ・カラオケ・カプセルホテルの料金と使い方。
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終電は0時台前半、始発は4:30頃。この間は電車が止まる
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宿が近い(5km以内)ならタクシーが早い。深夜割増込みで2,000〜4,000円程度
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宿が遠い・節約したいならネットカフェの深夜パック(1,500〜3,000円)で仮眠
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終電の時刻は路線・駅・方向で異なる。乗換案内アプリで「終電検索」しておくと安心
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タクシー帰宅なら配車アプリで呼ぶのが確実。金曜深夜の路上はまず捕まらない
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飲み会が長引きそうならカラオケのフリータイム(1,500〜3,000円)がコスパ良し
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都営深夜バスが平日6路線で運行中(運賃420円)
東京の終電は何時か
東京の電車は深夜0時台に運行を終了し、翌朝4時半頃から順次始発が出ます。この約4〜5時間が「空白の時間帯」です。
主要路線の目安は以下のとおりです。正確な時刻は駅・方向・曜日で異なるため、必ず各社の公式時刻表で確認してください。
| 路線 | 終電の目安 | 始発の目安 | 時刻表 |
|---|---|---|---|
| JR山手線 | 0:15〜0:30頃 | 4:28〜4:40頃 | JR東日本 |
| 東京メトロ(銀座線・丸ノ内線等) | 0:10〜0:25頃 | 5:00頃 | 東京メトロ |
| 都営地下鉄(大江戸線等) | 0:15〜0:30頃 | 5:00〜5:10頃 | 東京都交通局 |
2021年のダイヤ改正で多くの路線が終電を繰り上げており、それ以前の情報は古い可能性があります。Yahoo!路線情報やNAVITIMEで出発駅を指定して検索するのが確実です。
終電を逃しやすいパターン
乗り換え先が先に終わる。 山手線にはまだ間に合ったのに、乗り換え先の私鉄や地下鉄がすでに終了していた——これが最も多いパターンです。終電を調べるときは、乗り換えを含めた経路全体で検索してください。
「あと1杯」が命取り。 楽しい飲みの席で時計を気にする人はあまりいません。気づいたら0時を回っていた——筆者も何度かやらかしています。終電の30分前にアラームをセットしておくだけで、「もう1杯いくか、帰るか」を冷静に判断できます。
イベント終了が22時を過ぎる。 コンサートやスポーツ観戦の終了が遅いと、帰路が遠い場合は終電に間に合わないことがあります。東京のアニクラ・サブカルDJイベントのようなオールナイトイベントに参加する場合は、始発まで会場にいるのも選択肢です。会場から最寄り駅までの徒歩時間も計算に入れておく必要があります。
タクシーで帰る
宿や自宅が都内にあるなら、タクシーが最もシンプルな選択肢です。東京のタクシーはメーター制で、ぼったくりの心配はほぼありません。
料金の仕組み
東京23区・武蔵野市・三鷹市のタクシーは国の認可運賃で運行されており、ほとんどの会社で共通です。初乗り500円(1.096kmまで)、以降255mごとに100円が加算されます。22時〜翌5時は深夜割増(2割増)が自動で適用されるため、同じ距離でも昼間より高くなります。
都内の主な区間で、深夜の目安はこのくらいです。
| 区間 | 深夜の目安 |
|---|---|
| 渋谷 → 新宿(約4km) | 2,000〜2,500円 |
| 渋谷 → 東京駅(約7km) | 3,000〜4,500円 |
| 六本木 → 吉祥寺(約15km) | 6,000〜8,500円 |
5km以内なら3,000円前後で収まるケースが多く、2〜3人で割り勘すれば電車とさほど変わりません。
補足: 2026年中に東京23区のタクシー運賃が改定される予定です(改定率10.14%)。初乗り500円の適用距離が1.096km→1.0kmに、加算100円の距離が255m→232mに短縮されるため、同じ距離でも料金が約1割上がります。
配車アプリを使う
終電後の繁華街で流しのタクシーを拾うのは、特に金曜の深夜は困難です。配車アプリなら近くの空車を呼べます。
GOは東京都内のほぼ全域をカバーする配車アプリで、英語・韓国語・中国語にも対応しています。新規登録で500円クーポンがもらえます(2026年2月時点)。アプリ内決済のGO Payにクレジットカード・d払い・PayPayなどを登録しておけば、降車時の支払いが不要になります。
S.RIDEは東京のタクシー約3台に1台が対応しており、アプリを開いてワンスライドで配車が完了します。
ネットカフェ(漫画喫茶)で始発を待つ
1人で低コストに始発を待つなら、ネットカフェが定番です。最近のネットカフェは「漫画を読む場所」から大きく変わり、鍵付き個室・シャワー・フリードリンクを備えた店舗が主流になっています。
料金の目安
快活CLUBのナイト8時間パックで2,200〜5,200円程度。料金は立地と席タイプで大きく変わり、都心店は郊外店の2〜3倍になることもあります。鍵付き完全個室はオープン席より高めですが、荷物がある場合は安心です。
カスタマカフェやマンボーなど他チェーンでは、6時間の深夜パックが1,200〜2,400円の店舗もあります。
入店の流れ
初回利用時に身分証明書の提示が必要です。パスポートでも登録できます。受付で席タイプとプランを選び、退店時に精算する仕組みです。
快適に過ごすためのポイント
席タイプの選び方が重要です。 快活CLUBの場合、リクライニングチェアの席、靴を脱いで横になれる「フラットシート」、完全に壁と鍵で仕切られた「鍵付完全個室」など複数のタイプがあります。始発まで仮眠をとるなら、フラットシートか鍵付完全個室が圧倒的に楽です。リクライニングだけだと首や腰がつらくなります。
備え付けのサービスが意外と充実しています。 快活CLUBの設備を例にとると、40種類以上のフリードリンク(コーヒー・紅茶・ソフトドリンク・味噌汁まで)、ソフトクリーム食べ放題、ブランケットとスリッパの貸し出し、無料WiFi・電源・USB充電が標準で使えます。深夜の軽食メニューを提供している店舗もあります。
シャワーがある店舗を選ぶと翌朝が楽です。 多くの店舗にシャワールームが設置されており、シャンプー・ドライヤーなどが備え付けの店舗もあります(設備・備品は店舗により異なります)。無料の店舗と数百円かかる店舗があるので、入店時に確認してください。コインランドリー(1回300円程度)を併設している店舗もあります。
女性専用エリアがある店舗も増えています。 専用カードキーがないとエリアに入れない仕組みの店舗もあり、1人で深夜に利用する場合でも安心感があります。
カラオケで始発を待つ
友人と一緒なら、カラオケのフリータイムがコスパの良い選択肢です。個室なのでプライバシーがあり、割り勘すると1人あたりの負担は小さくなります。
カラオケ館やまねきねこの深夜フリータイム(23時〜翌5時前後)は、室料が1人1,000〜2,700円程度。金・土・祝前日は高くなります。ワンドリンクオーダー(300〜400円程度)が別途必要です。料金は店舗ごとに異なるため、来店前に各公式サイトの店舗ページで確認してください。
ソファで仮眠はとれますが、快適とは言えません。隣の部屋の音が響くこともあります。「楽しく過ごして始発を待つ」くらいの気持ちで使うのが合っています。
カプセルホテル
しっかり眠りたいなら、カプセルホテルが合います。深夜チェックイン対応の施設が多く、当日予約で入れることがほとんどです。料金は3,000〜5,000円程度。9h(ナインアワーズ)のようなデザイン系は4,000〜6,000円です。
Booking.comやじゃらんで「カプセルホテル」「当日予約」と検索すれば、空き状況がわかります。新宿・渋谷・池袋・上野・新橋周辺に集中しています。女性専用フロアを設けている施設も増えています。
外国籍の方はチェックイン時にパスポートの提示が必要です。大きなスーツケースはロッカーに入らない施設もあるため、事前に確認しておくと安心です。施設によっては深夜2時以降のチェックインを制限しているところもあります。
24時間営業のサウナ・スーパー銭湯
入浴しながら始発を待つという方法もあります。24時間営業のサウナやスーパー銭湯にはリクライニングチェアや休憩スペースがあり、仮眠がとれます。入館料+深夜割増で3,500〜5,500円程度になる施設が多く(テルマー湯や両国湯屋江戸遊など)、タオルやアメニティが付いてきます。男女別フロアなので、1人でも利用しやすい環境です。
飲んだ後にお風呂に入ってリフレッシュしたい——という人には、カプセルホテルより満足度が高いかもしれません。
都営深夜バス(平日のみ)
意外と知られていませんが、都営バスは平日に6系統の深夜バスを運行しています(運賃420円・ICカード同額)。土日祝・年末年始は運休です。
品川駅〜八潮パークタウン、王子駅〜豊島五丁目団地、有明〜東京駅丸の内南口など、限られた路線ではありますが、沿線に住んでいる方にはありがたい選択肢です。
やめておいたほうがいいこと
路上やベンチで寝る。 東京の治安は良いほうですが、終電後の繁華街には酔った人も多く、荷物の盗難リスクがあります。
24時間営業のファミレスで粘る。 人手不足の影響で24時間営業の飲食店はここ数年で大幅に減っています。空いている店舗が見つかった場合でも、長時間の居座りは店舗への負担になります。Google Mapsで営業時間を事前に確認した上で、定期的に追加注文するのがマナーです。
終電を逃さないための工夫
- 終電の30分前にスマートフォンのアラームを設定しておくと、判断の余裕が生まれます
- 乗換案内アプリの「終電検索」機能で、現在地から自宅・宿までの最終接続を調べられます
- 宿泊先が新宿・渋谷・池袋など主要ターミナル付近なら、複数路線が使えるぶん終電の選択肢が増えます
状況別の選び方
タクシーが向いている場合: 宿・自宅が5km以内。翌朝の予定が早い。2〜3人で割り勘できる。
ネットカフェが向いている場合: 1人で行動している。低コストで仮眠したい。シャワーも使いたい。
カラオケが向いている場合: 友人と一緒。割り勘で安く済ませたい。眠るより楽しく過ごしたい。
カプセルホテルが向いている場合: ベッドでしっかり眠りたい。翌日も観光や仕事の予定がある。
関連記事
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- 東京の決済事情 — タクシーやネットカフェでの支払い方法
- 東京のエチケット — 深夜の過ごし方と知っておくべきマナー
- 東京のアニクラ・サブカルDJイベント — 終電後も楽しめるイベント情報
参考:
- JR東日本『時刻表』https://timetables.jreast.co.jp/ (アクセス日: 2026-02-26)
- 東京メトロ『時刻表』https://www.tokyometro.jp/station/timetable.html (アクセス日: 2026-02-26)
- 東京都交通局『都営地下鉄時刻表』https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/timetable2/ (アクセス日: 2026-02-26)
- 東京都交通局『深夜バス』https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/kanren/iroiro_latenight.html (アクセス日: 2026-02-26)
- 国際自動車『タクシー料金・運賃』https://www.km-taxi.tokyo/charge/ (アクセス日: 2026-02-26)
- 東京無線協同組合『認可運賃表』https://www.tokyomusen.or.jp/pay/carriage (アクセス日: 2026-02-27)
- GO『タクシーが呼べるアプリ』https://go.goinc.jp/ (アクセス日: 2026-02-26)
- S.RIDE『公式サイト』https://www.sride.jp/jp/ (アクセス日: 2026-02-26)
- 快活CLUB『店舗検索・料金』https://www.kaikatsu.jp/shop/ (アクセス日: 2026-02-26)
- 快活CLUB『設備』https://www.kaikatsu.jp/facility/ (アクセス日: 2026-02-26)
- 快活CLUB『席・部屋タイプ』https://www.kaikatsu.jp/seat_room/ (アクセス日: 2026-02-26)
- カラオケ館『店舗検索・料金』https://karaokekan.jp/shop/ (アクセス日: 2026-02-26)
- カラオケまねきねこ『公式サイト』https://www.karaokemanekineko.jp/ (アクセス日: 2026-02-26)
- 9h ナインアワーズ『公式サイト』https://ninehours.co.jp/ (アクセス日: 2026-02-26)
- テルマー湯 新宿『ご利用案内・料金』https://thermae-yu.jp/user-guide/ (アクセス日: 2026-02-26)
- 両国湯屋江戸遊『営業時間&料金』https://www.edoyu.com/ryougoku/guide (アクセス日: 2026-02-26)
- 日本経済新聞『東京のタクシー運賃、春にも値上げへ 改定率10.14%』https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC146CO0U6A110C2000000/ (アクセス日: 2026-02-26)
- GO『GO Payのお支払い方法』https://support.go.goinc.jp/hc/ja/articles/25883327895577 (アクセス日: 2026-02-26)