E X P L O R E
東京の紫陽花モデルコース3選
2026年版。東京とその近郊で紫陽花を楽しむ3つのモデルコースを予算・時間別に紹介。都内半日コース(交通費¥500以内・入場無料)、鎌倉1日コース(明月院vs長谷寺の比較付き)、箱根あじさい電車+温泉コース。見頃・混雑回避・撮影ポイント付き。
紫陽花は雨に濡れると色が深まる花です。梅雨の東京を「天気が悪い」と嘆く代わりに、雨だからこそ見頃を迎える紫陽花を見に行くのはどうでしょうか。
見頃は例年6月第2〜3週がピークですが、年によって1週間ほど前後するので、出かける前に各スポットの公式サイトで開花状況を確認してください(情報は2026年5月時点)。梅雨の天気や持ち物については梅雨ガイドにまとめています。
| コース | エリア | 所要時間 | 予算(交通費+入場料) | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| 都内半日 | 文京区〜北区 | 3〜4時間 | ¥300〜500 | 時間がない人、予算を抑えたい人 |
| 鎌倉1日 | 北鎌倉〜長谷 | 6〜7時間 | ¥2,500〜3,400 | じっくり楽しみたい人、写真を撮りたい人 |
| 箱根日帰り | 箱根湯本〜強羅 | 7〜8時間 | 交通費¥5,400+温泉代 | 温泉もセットで楽しみたい人 |
コース1: 都内半日(交通費¥500以内、入場無料)
白山神社(文京区)
2026年のあじさいまつりは6月6日〜14日。約3,000株以上の紫陽花が境内を埋め、まつり期間中のみ裏手の「富士塚」が特別開放されます。斜面を覆うあじさいを頂上から見下ろす眺めは白山神社でしか撮れない構図。境内で猫を見かけることもあります。
都営三田線白山駅A3出口から徒歩2分。入場無料。平日の午前中が空いています。
飛鳥山公園(北区)
約2,000株がJR線路際の斜面に沿って続く「アジサイロード」。走り去る電車と紫陽花を同じフレームに収められる撮影スポットで、線路沿いの斜面を中腹から見上げるアングルがベスト。入場無料、24時間開放。早朝6時台なら地元の散歩客だけです。
JR京浜東北線王子駅から徒歩1分。見頃は6月中旬。
白山神社から飛鳥山への移動: 白山駅からJR王子駅へは乗り換えが必要です。出発前に乗換案内アプリでルートを確認してください。
もう1箇所加えるなら
時間があれば、都内の穴場もおすすめ。府中市郷土の森博物館は紫陽花の規模が大きいのに観光客がほとんどいません(JR府中本町駅から徒歩20分)。小平あじさい公園は観光客ゼロの静かなスポット(西武小平駅から徒歩5分程度)。
コスト合計: 交通費¥300〜500、入場無料 雨がひどい日は: 雨の日の無料スポットガイドの丸の内ルートに切り替え
コース2: 鎌倉1日(交通費往復¥2,500程度)
東京から鎌倉へはJR横須賀線で約55分(¥1,040、乗換案内で要確認)。鎌倉には紫陽花の名所が集まっており、1日で2箇所回れます。
明月院(北鎌倉)
「あじさい寺」の通称で知られ、境内のほぼ全株が青系のヒメアジサイ。青一色に統一された景色は他では見られません。JR横須賀線北鎌倉駅から徒歩10分。入場料は大人500円(現金のみ)。
ピークの週末は早朝から列ができ、長時間待つこともあります。平日の午後遅めが比較的空いています。来場者がぐっと減り、夕方の光の中で青いあじさいをゆっくり見られます。
明月院が最も美しいのは雨の日です。雨粒を乗せた青紫のあじさいは色の深みが増し、来場者も晴れの日より少なくなります。
撮影のハイライトは本堂の「悟りの窓」。丸窓越しに庭を撮る構図が人気ですが、ピーク時は窓の前で順番待ちになります。
長谷寺
40種以上・約2,500株の紫陽花が咲く長谷寺は、明月院の青一色とは対照的に、色のバリエーションで楽しませてくれるスポットです。オリジナル品種「長谷四片」「長谷の潮騒」「長谷の祈り」を含む色とりどりの紫陽花が斜面を覆います。
江ノ電長谷駅から徒歩5分。拝観料¥400にあじさい券¥500を加えた合計¥900が必要です。
あじさい路はネット予約がおすすめで、毎週火曜10:00に翌週分が発売されます。当日券もありますが数量限定で、ピークの土日は午前中に売り切れることも。事前予約が必要な施設のリストも参考にしてください。
撮影のベストポイントは、あじさい路の高台から由比ヶ浜を望む構図。紫陽花と海を1枚に収められるのは長谷寺だけです。
明月院と長谷寺、どちらを選ぶ?
| 明月院 | 長谷寺 | |
|---|---|---|
| 特徴 | 青一色の統一美 | 40種以上の多様性+海の眺め |
| 入場料 | ¥500(現金のみ) | ¥900(拝観料+あじさい券) |
| 予約 | 不要(列に並ぶ) | あじさい券のネット予約推奨 |
| 雨の日 | 特に美しい | あじさい路の斜面は滑りやすい |
| 混雑回避 | 平日16時以降 | ネット予約で入場はスムーズ |
1日あれば両方回れます。午前中に明月院(北鎌倉駅)→ JRで鎌倉駅へ戻り江ノ電で長谷駅 → 午後に長谷寺 → 鎌倉駅周辺でランチ、という流れが無駄なく回れます。鎌倉へのJRの利用方法もチェックしてください。
交通費合計: 往復JR約¥2,080 + 江ノ電¥400(鎌倉⇔長谷の往復)= 約¥2,500(入場料・食事代別)
コース3: 箱根日帰り(温泉付き、¥6,000〜)
あじさい電車(箱根登山鉄道)
箱根湯本から強羅までの沿線に紫陽花が咲き誇ります。標高差のある山岳路線だからこそ、低地の箱根湯本は6月上旬、高地の強羅は7月中旬と見頃が1ヶ月以上ずれるのが特徴。車窓から紫陽花のトンネルを眺めながら約40分の旅。運賃は箱根湯本→強羅で¥460程度。
夜のあじさい号は2026年6月13日〜30日に運行。ライトアップされた紫陽花の中を走る特別列車で、宮ノ下駅(または塔ノ沢駅)で停車して車外撮影タイムがあります。座席券は¥500(運賃別)でネット予約のみ。週末分は発売開始後すぐに完売するので、事前予約が必要な施設と同様に早めの確保が必須です。
温泉で締める
あじさい電車の後は箱根湯本に戻って日帰り温泉へ。箱根湯本エリアには日帰り入浴できる施設が複数あり、日帰り入浴が楽しめます(施設により料金は異なります)。温泉の入り方やマナーは別記事にまとめています。
アクセス: 新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯本まで約1時間30分(¥2,470) 節約オプション: 箱根フリーパス(新宿発2日券¥7,100)なら登山鉄道込みで乗り降り自由。日帰りでも元が取れるかは利用する乗り物の数で判断を 交通費合計: ロマンスカー往復¥4,940 + 登山鉄道¥460程度 = 約¥5,400(温泉・食事代別)
6月の東京の天気や宿泊費については梅雨ガイドを参考にしてください。食費を抑えるコツは格安グルメガイドにまとめています。
参考:
- GO TOKYO『文京あじさいまつり』https://www.gotokyo.org/en/spot/ev031/index.html (アクセス日: 2026-05-07)
- 長谷寺公式『あじさいのご案内』https://www.hasedera.jp/2025/05/18425/ (アクセス日: 2026-05-07)
- 箱根ナビ『あじさい電車・夜のあじさい号』https://www.hakonenavi.jp/hakone-tozan/ajisai/night/ (アクセス日: 2026-05-07)
- 気象庁『過去の梅雨入りと梅雨明け』https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/kako_baiu09.html (アクセス日: 2026-05-07)