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携帯も銀行口座もない?外国人が来日直後に直面する「携帯-銀行ループ」の解決手順

携帯契約に銀行口座、口座開設に電話番号が必要——外国人が来日直後に直面するこの循環を、プリペイドSIMと段階的な手続きで断ち切る方法。

携帯も銀行口座もない?外国人が来日直後に直面する「携帯-銀行ループ」の解決手順

「電話がないと口座が作れない、口座がないと電話が持てない」

来日して最初にぶつかる壁の一つがこれです。

携帯電話を契約しようとすると、支払い方法として銀行口座かクレジットカードを求められます。では銀行口座を作ろうとすると、オンライン申込にはSMS認証——つまり日本の電話番号が必要です。窓口に行っても、連絡先として電話番号の記入を求められることがあります。

どちらを先にしても、もう片方がない。これが「循環依存」です。

SIMカードが取り付けられたスマートフォン

ただし、この循環は法律上の制約ではありません。携帯電話不正利用防止法が求めているのは本人確認(在留カードやパスポートの提示)であって、銀行口座の保有は要件に含まれていません。銀行口座やクレジットカードを必須とするのは、各キャリアの与信・決済ポリシーによるものです。

つまり、このポリシーが異なるキャリアを選べば、循環を断ち切れます。


大手キャリアの契約条件——なぜ壁になるのか

docomo・au・SoftBankの大手3社は、外国人の契約に共通して以下を求めます。

本人確認書類: 在留カード+パスポート(永住者はパスポート不要の場合あり)

支払い方法: クレジットカードまたは口座振替(銀行口座からの自動引落し)。現金払い・コンビニ払いは受け付けていません。

さらに在留期間に関する制限もあります。docomoでは在留カードの残り期間が3ヶ月未満の場合、支払いはクレジットカードに限定されますauのオンラインショップでは残り90日以上の在留期間が必要です。端末の分割払いは、在留期間が分割期間より短い場合に断られることがあります。

オンライン専用ブランドも状況は似ています。povo 2.0(au系)はクレジットカード払いのみLINEMO(SoftBank系)はクレジットカードか口座振替で、どちらにせよ銀行口座かクレジットカードが必要です。

来日直後に日本発行のクレジットカードを持っている人はほぼいません。海外発行カードが使えるケースもありますが、審査で弾かれることもあり、確実ではありません。


銀行口座の開設条件——電話番号はどこまで必要か

ATMを操作する様子

主要銀行の口座開設条件を整理します。

三菱UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行の3メガバンクは、いずれも来日6ヶ月以上を実質的な基準としています。外国為替及び外国貿易法の区分で、6ヶ月未満は「非居住者」扱いとなり、取引に制限がかかるためです。

ゆうちょ銀行は来日3ヶ月後から口座開設が可能で、メガバンクより条件が緩やかです。「留学」「技能実習」の在留資格では学生証や社員証の提示も求められます。

電話番号について: アプリやオンラインでの口座開設にはSMS認証が必須なので、電話番号がなければこのルートは使えません。一方、窓口での手続きでは電話番号が厳密に必須ではないケースもあります。ただし連絡先として記入を求められることが多く、「電話番号なし」で手続きがスムーズに進む保証はありません。

ここで循環が生まれます。オンラインで口座を開くには電話番号が要る、でも電話を契約するには口座が要る。


循環を断ち切る——コンビニ払いで電話番号を取得する

答えはシンプルです。銀行口座もクレジットカードも不要なキャリアで、先に電話番号を手に入れます。たとえば、以下のサービスが利用できます。

GTN Mobile

GTN Mobileは外国人居住者向けに特化した通信サービスです。

支払い方法にコンビニ払いが含まれており、銀行口座もクレジットカードも不要で契約できます。本人確認は在留カード+パスポートで完了します。多言語サポートに対応しているため、日本語に不安がある場合も手続きしやすいのが特徴です。

Mobal

Mobalも外国人向けの通信サービスです。

支払いはクレジットカード・PayPalに加え、MobalPayプリペイドカードを使ったコンビニ現金払いに対応しています。本人確認には在留カード、日本の運転免許証、マイナンバーカードなどが使えます。

SIMカードのクローズアップ。nano・micro・標準の各サイズ

どちらのサービスも音声通話付きSIM(電話番号あり)を提供しています。空港や家電量販店で売っているデータ専用プリペイドSIMとは違い、電話番号を取得できる点が重要です。データ専用SIMでは銀行のSMS認証を突破できません。


推奨ステップ——来日後の順序

ステップ1: 電話番号を取得する(来日直後〜)

GTN MobileまたはMobalで音声通話付きSIMを契約します。必要なものは在留カードとパスポート、そしてコンビニで払える現金です。

ステップ2: 銀行口座を開設する(来日3ヶ月後〜)

電話番号を手に入れたら、ゆうちょ銀行の窓口で口座を開設します。来日3ヶ月以上が条件です。在留カード・パスポート・届出印を持参してください。電話番号を連絡先として記入できるようになっているので、手続きがスムーズに進みます。

来日6ヶ月以降であれば、三菱UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行も選択肢に入ります。口座ができたら日本のクレジットカード取得にも挑戦できます。

ステップ3: 必要に応じてキャリアを乗り換える(任意)

銀行口座とクレジットカードが揃えば、docomo・au・SoftBankを含むすべてのキャリアが選択肢になります。通信品質や料金プランを比較して、自分に合ったキャリアを選んでください。GTN MobileやMobalのまま使い続けるのも選択肢の一つです。


うまくいかない時

「在留カードの住所が違う」と言われた: 引っ越し後に在留カードの住所変更をしていないケースです。市区町村の役所で住所変更の届出を先に済ませてください(引っ越し後の区役所手続きを参照)。LINEMOなど一部のキャリアは、在留カードの住所と申込住所の完全一致を求めます

来日3ヶ月未満でどうしても銀行口座が必要: メガバンクもゆうちょ銀行も難しい時期です。勤務先がある場合は、会社が給与振込口座の開設を手伝ってくれることがあります。留学生の場合は、大学の生活支援窓口に相談すると、口座開設のサポートを受けられる場合があります。

海外発行クレジットカードがキャリアに弾かれた: 海外カードの受付可否はキャリア・タイミングによってまちまちです。弾かれた場合は、銀行口座なしで契約できるGTN MobileやMobalに切り替えるのが確実です。

データ専用SIMしか持っていない: データ専用SIMには電話番号が付いていません。銀行のSMS認証には使えないため、音声通話付きSIMへの切り替えが必要です。


別の方法

楽天モバイル: 在留カードでの本人確認に対応しており、支払いはクレジットカード・デビットカード・口座振替から選べます。楽天銀行のデビットカードを持っている場合は、銀行口座開設とセットで検討できます。ただし口座振替には日本の銀行口座が必要なので、循環を完全に断ち切るにはクレジットカード(海外発行含む)が必要です。

海外発行クレジットカードで直接大手キャリアに申し込む: Visa・Mastercardであれば受け付けられるケースもあります。確実ではありませんが、すでに海外カードを持っているなら試す価値はあります。弾かれた場合のプランBとして、GTN Mobile・Mobalを押さえておくと安心です。


費用比較:循環を断ち切るためのコスト

各方法で電話番号を取得する際に見込まれる費用は以下の通りです。

サービス月額費用初期費用支払い方法電話番号あり?
GTN Mobile(音声+データ)約1,980円/月(3GB)SIM発行手数料3,300円コンビニ現金払い、クレジットカードはい
Mobal(音声+データ)約1,980円/月SIM無料コンビニ(MobalPay)、クレジットカード、PayPalはい
空港データ専用SIM3,000〜5,000円(プリペイド)込み現金またはクレジットカードいいえ
docomo / au / SoftBank約3,000〜7,000円/月各種クレジットカードまたは口座振替のみはい

GTN MobileとMobalは格安キャリアとほぼ同程度のコストで、クレジットカードや銀行口座の壁を完全に取り除きます。空港のデータ専用SIMは手軽ですが、電話番号が付いていないため携帯-銀行の循環を断ち切ることはできません。


来日からフルアクセスまでの完全タイムライン

来日後の現実的なスケジュールは以下の通りです。

1〜3日目:電話番号を取得する。 GTN MobileまたはMobalの店舗を訪問するか、オンラインで注文します。在留カードとパスポートを持参してください。初月分の料金はコンビニで現金払い。

1〜2ヶ月目:生活基盤を整える。 電話番号をアパート申込、区役所の手続き、日常生活に活用します。銀行口座開設に必要な在留期間のカウントが始まります。

3ヶ月目:ゆうちょ銀行で口座を開設する。 在留カード、パスポート、電話番号、印鑑を持ってゆうちょ銀行の窓口へ。申込書に電話番号を記入し、オンラインバンキング設定のためのSMS認証を完了します。

6ヶ月目以降:メガバンクの口座を開設する(任意)。 MUFG、SMBC、みずほが利用可能になります。ゆうちょ銀行の口座に給与振込実績があれば、金融安定性を示せます。まずデビットカードを申請しましょう——銀行との取引実績が築けます。

6〜12ヶ月目:クレジットカードを申請する。 銀行口座と電話番号があれば、基本的な要件を満たしています。楽天カードは外国人の審査通過率が最も高いカードの一つです。詳しくはクレジットカード取得ガイドをご覧ください。

12ヶ月目以降:すべてのキャリアにアクセス可能。 クレジットカードまたは銀行口座があれば、日本のすべてのキャリアが利用可能です。プランを比較し、GTN MobileやMobalが合わなくなったら乗り換えましょう。


よくある質問

電話番号なしで日本の銀行口座を開設できますか?

難しいです。オンラインやアプリでの口座開設にはSMS認証が必要です。窓口では電話番号が厳密に必須ではない場合もありますが、申込書に記入を求められます。GTN MobileやMobalなど、コンビニで現金払いできるサービスでまず電話番号を取得しましょう。

日本で銀行口座を開設するまでどのくらい待つ必要がありますか?

ゆうちょ銀行は来日3ヶ月後から申込可能です。三大メガバンク(MUFG、SMBC、みずほ)は一般的に6ヶ月必要です。雇用主が給与振込の手続きを手伝ってくれる場合は、より早く開設できることもあります。

日本の電話番号を最も安く取得する方法は?

GTN MobileとMobalはどちらもコンビニで現金払いできる音声+データSIMプランを提供しています。月額約1,000〜2,000円から。空港のデータ専用SIMはより安いですが、電話番号が付いていないため、銀行のSMS認証には使えません。

海外発行のクレジットカードで日本のキャリアに申し込めますか?

一部の海外発行VisaやMastercardは日本のキャリアで使える場合がありますが、受付状況は一定しません。カードが弾かれた場合は、クレジットカード不要のGTN MobileやMobalを利用してください。

銀行口座の開設に印鑑は必要ですか?

ゆうちょ銀行は外国人のサイン(署名)を受け付けています。MUFG、SMBC、みずほは支店によって異なり、署名で対応する支店もあれば印鑑を求める支店もあります。持参した方が安心です。基本的な印鑑は、はんこ屋や100円ショップで100〜500円で購入できます。


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