East Asia
🇯🇵日本語 🇰🇷한국어 🇹🇼繁體中文 🇨🇳中文
Southeast Asia
🇹🇭ไทย 🇮🇩Bahasa Indonesia 🇲🇾Bahasa Melayu 🇵🇭Filipino 🇲🇲မြန်မာ 🇻🇳Tiếng Việt
South Asia
🇮🇳हिन्दी 🇧🇩বাংলা 🇳🇵नेपाली
Western Europe
🇬🇧English 🇩🇪Deutsch 🇫🇷Français 🇳🇱Nederlands 🇮🇹Italiano 🇵🇹Português 🇪🇸Español
Northern Europe
🇸🇪Svenska 🇩🇰Dansk 🇳🇴Norsk 🇫🇮Suomi 🇪🇪Eesti
Eastern Europe
🇵🇱Polski 🇨🇿Čeština 🇭🇺Magyar 🇷🇴Română 🇭🇷Hrvatski 🇺🇦Українська 🇷🇺Русский
Mediterranean & Middle East
🇬🇷Ελληνικά 🇹🇷Türkçe 🇸🇦العربية 🇮🇱עברית

L I V I N G

東京で初めての一人暮らし — 物件探しから入居までの全記録

12月の物件探しから2月の入居まで。フリーレント交渉、仮予約、礼金ゼロ、光回線手配——東京で初めて一人暮らしを始めた体験記。初期費用の内訳も公開。

東京で初めての一人暮らし — 物件探しから入居までの全記録

12月、東京での家探しが始まった

東京の閑静な住宅街の通り

大学院を卒業するタイミングで、実家を出て東京でひとり暮らしを始めることにしました。都内から都内への引っ越し。初めての経験です。

12月に東京で物件探しを始めて、2月に入居。期間としてはおよそ2ヶ月。振り返ってみると「もっと早く動いていればよかった」と思う場面がいくつもありました。

12月というのは、東京の賃貸市場ではまだオフシーズンだと思っていました。東京23区のどこに住むかも決まっていない段階でした。繁忙期は1〜3月というイメージがあったからです。ところが実際に動いてみると、12月の時点で条件の良い物件はすでに埋まり始めていました。特に単身向けの1Rや1Kは、大学生や新社会人が早めに動いているようで、「もう仮予約が入っています」と言われることが何度もありました。


まずポータルサイトで東京の賃貸を下調べ

東京での物件探しの最初のステップは、賃貸ポータルサイトでの情報収集でした。SUUMOLIFULL HOME’Sカナリーの3つを使って、条件に合いそうな物件を片っ端から調べました。

家賃、最寄り駅、築年数、間取り、設備——見るべき項目が多いので、気になる物件をスプレッドシートにまとめていきました。横軸に物件名、縦軸に家賃・礼金・敷金・最寄り駅・徒歩分数・築年数・設備(光回線の有無、オートロックなど)を並べて比較する形です。

この「スプレッドシートにまとめる」作業は、後から振り返ると正解でした。不動産屋に行く前に自分の優先順位が整理できるし、複数の候補を冷静に比べられます。物件情報は見れば見るほど混乱するので、一覧化しておくと判断がぶれにくくなります。


不動産屋に行ったらその日のうちに内見

不動産屋に予約を入れて訪問すると、希望条件を伝えたその場でいくつか候補を出してくれました。そして「今から見に行きましょう」と、その足で内見に。

引っ越し準備の段ボール箱がフローリングに置かれている

内見した中に、条件に合っていて「ここがいいな」と思える物件がありました。ただ、お店に入ってすぐ物件を見せてもらい、そのまま現地へ向かって……という流れがあまりにも急で、即決する気持ちになれませんでした。「一晩考えさせてください」と伝えてその日は帰りました。

翌日、「やっぱりあの物件にします」と連絡したところ、すでに埋まっていました。

たった一晩です。

東京の賃貸物件は基本的に「先着順」です。内見して気に入ったら、その場で申し込むくらいのスピード感でないと、人気のある物件は取れません。これが、東京での引っ越しで最初に学んだ教訓でした。


「仮予約」で埋まっている物件が多い

物件を逃した後、不動産屋にいくつか追加の候補を出してもらい、スプレッドシートに追加して比較検討を進めました。

このとき知ったのが「仮予約」(仮押さえ)という仕組みです。正式な制度ではなく、実態としては「入居申込書を提出した状態」を指します。申し込みが入ると、その物件は他の人には紹介されなくなります。

12月の時点でも、条件の良い物件にはすでに仮予約が入っているケースが多く、「この物件は仮押さえ中です」「こちらも申し込みが入っています」と言われることが続きました。

仮予約の段階であればキャンセルされる可能性はゼロではありませんが、実際にキャンセルが出ることはほとんどありません。キャンセル待ちに期待するより、1つの物件に固執せず並行して探すほうが現実的です。


東京の不動産屋での物件探しから入居までの流れ

ここで、実際に東京で経験した「不動産屋に行く → 入居」までの全体の流れを整理しておきます。

1. 来店・条件の相談 希望のエリア、家賃上限、間取り、設備などを伝えます。事前にポータルサイトで調べた物件リストを見せると話が早いです。

2. 物件紹介・内見 条件に合う物件をその場で提案してもらい、当日〜数日以内に内見。1日に2〜3件見るのが一般的です。

3. 入居申し込み 気に入った物件があれば「入居申込書」を記入して提出します。この時点で費用はかかりません。ただし、先着順なのでスピードが重要です。

4. 入居審査(3〜7日) 保証会社や管理会社による審査が行われます。正社員であれば1〜2日で通ることが多く、繁忙期はもう少しかかる場合もあります。

5. 重要事項説明・契約 宅地建物取引士から物件の権利関係や契約条件の説明を受けた後、賃貸借契約書に署名・捺印。初期費用(敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・火災保険料など)をこのタイミングで支払います。

6. 鍵の引き渡し・入居 契約開始日に鍵を受け取り、入居。入居直後に室内の傷や汚れを写真で記録しておくと、退去時のトラブルを防げます。

全体の期間は、最短で約1週間、平均的には2週間〜1ヶ月程度です。

物件探しの詳しい手順や初期費用については、東京で家を探す方法で解説しています。


東京で礼金なし物件を探す苦労

個人的に「礼金は払いたくない」という気持ちが強くありました。礼金は大家さんへのお礼金で、退去時に返ってこないお金です。家賃1ヶ月分が相場なので、家賃8万円なら8万円がそのまま消えます。

ただ、礼金なしの物件は条件を絞ると選択肢がかなり減りました。LIFULL HOME’Sの調査(2025年)によると、首都圏の賃料10万円〜15万円未満の物件では礼金ゼロの割合が30.2%と、全賃料帯の中で最も低い水準です。需要が高い価格帯ほど、オーナー側が礼金を取れる構造になっているようです。

一方、全体的には礼金ゼロ物件の割合は増加傾向にあります。敷金ゼロ物件も含め、初期費用を抑えたい入居者のニーズに応える物件が増えているのは確かです。

ただ東京で「礼金なし」に加えて「光回線対応」「駅徒歩10分以内」のように条件を重ねると、該当する物件がごく限られてくるのが現実でした。どこかで妥協が必要です。


フリーレントで気持ちの余裕が生まれた

窓のある部屋に段ボール箱が置かれた引っ越し直後の様子

最終的に決めた物件には「フリーレント1ヶ月」がついていました。フリーレントとは、入居後の一定期間、家賃が無料になる仕組みです。空室対策としてオーナーが提供するもので、1〜2ヶ月が一般的な期間とされています。

フリーレントのおかげで、入居初月の家賃がまるまる浮きました。金額としてのメリットもありますが、それ以上に「1ヶ月分の余裕がある」という心理的な安心感が大きかったです。引っ越し直後は家具・家電の購入や初期費用の支払いが重なるので、1ヶ月分の家賃が浮くだけで気持ちの余裕が違います。

フリーレント物件を検討する際に知っておきたいのは、短期解約違約金の存在です。たとえば「1年未満で解約した場合、家賃1ヶ月分の違約金」といった条件が付くことがほとんどです。短期間で引っ越す予定がなければ問題ありませんが、契約時に確認しておくと安心です。


東京の賃貸で光回線の落とし穴

東京での物件探しで意外と苦労したのが、光回線に対応した物件を見つけることでした。

東京の単身向け物件、特に新築や築浅のものは「インターネット無料」を売りにしているところが多いです。一見お得に見えますが、これは建物全体でオーナーが一括契約したインターネット回線を入居者が共有する仕組み。回線の種類を選べず、利用者が多い時間帯には速度が落ちることがあります。

一方、「光回線対応」や「インターネット対応」と書かれた物件は、建物の共用部まで光回線が来ている状態。そこから自分でプロバイダを選んで契約し、場合によっては室内への引き込み工事も必要になります。手間はかかりますが、回線の品質を自分でコントロールできます。

表記意味自分でやること
インターネット無料回線・プロバイダ契約済み、すぐ使える特になし(速度は選べない)
インターネット対応 / 光回線対応共用部まで回線ありプロバイダ契約+室内工事が必要な場合あり
インターネット完備「無料」とほぼ同義特になし

オンラインゲームをやる方は特に注意です。「インターネット無料」の共有回線では、夜間のピーク帯にPing値が跳ね上がったり、ダウンロード速度が数Mbpsまで落ちたりすることがあります。FPSや格闘ゲームのようにラグが致命的なジャンルだと、まともにプレイできない可能性があります。リモートワークでビデオ会議が多い方も同様で、回線が不安定だと映像が止まったり音声が途切れたりします。

回線速度が重要な場合は「インターネット無料」だけで判断せず、回線の種類(光/CATV等)と実測速度を不動産屋や管理会社に確認しておくと安心です。

なお、内見で訪れた新築物件や築数年の物件の中にも光回線対応のところはあったので、最近は増えてきている印象もあります。ただ、少なくとも自分が探した時点では、単身向けで光回線対応かつ礼金なしという組み合わせはかなり限られていました。


内見で測っておかないと苦労するもの

これは声を大にして伝えたい話です。

東京の住宅は、玄関ドア・廊下・室内ドアのサイズが想像より小さいことがあります。特に単身向けの賃貸物件はコンパクトに設計されているため、洗濯機や冷蔵庫といった大型家電が搬入できないケースがあり得ます。

内見のときに必ず測っておくべきポイント:

  • 玄関ドアの幅と高さ — 冷蔵庫・洗濯機が通るか
  • 廊下の幅 — 家具を運ぶときに曲がれるか
  • 洗濯機置き場(防水パン)のサイズ — 置きたい洗濯機が収まるか
  • 冷蔵庫スペースの幅・奥行き・高さ — 放熱スペースも含めて確認
  • 室内ドアの幅 — ソファやベッドフレームが通るか

家電を買ってから「玄関を通らない」「防水パンに収まらない」となると、返品・交換の手間と追加費用が発生します。内見の段階でメジャーを持参しておきましょう。


東京での引っ越し後のライフライン手続き

新居の鍵を受け取る場面

東京で物件が決まって鍵を受け取ったら、次はライフラインの手続きです。電気・水道・ガス・インターネットの4つがありますが、それぞれ立ち合いの要否が異なります。ここを把握しておかないと、引っ越し当日にお湯が出ない、ネットがいつまでも使えない、といった事態になります。

ライフライン立ち合い手続き方法いつまでに
電気不要電力会社のWeb・電話で申し込み10日前まで
水道不要東京都水道局のアプリ・Web・電話3〜4日前まで
ガス必須ガス会社のWeb・電話で開栓予約1〜2週間前
インターネット(光回線)工事がある場合は必須プロバイダに申し込みできるだけ早く

ガスの立ち合い

ガスは安全確認のため、開栓時の立ち合いが必須です。東京ガスの場合、予約の時間帯は9:00〜19:00の間でいくつかの枠から選べます。所要時間は15〜20分程度。繁忙期は予約が取りにくくなるため、引っ越し日が決まったら早めに予約を入れておくと安心です。

立ち合いは本人以外(家族や管理人など)でも可能です。

インターネット工事の立ち合い

「光回線対応」の物件で自分でプロバイダを契約した場合、室内への回線引き込み工事が必要になることがあります。この工事には立ち合いが必要で、所要時間は1〜1.5時間ほど。申し込みから開通まで通常2週間〜1ヶ月、繁忙期(3〜5月)はさらに長くなる可能性があります。

工事日は平日・土日から選べますが、その日は在宅している必要があります。入居直後にインターネットを使いたい場合は、契約が決まった時点ですぐにプロバイダへ申し込むのがおすすめです。

なお、賃貸物件で回線工事を行うには、事前にオーナーや管理会社の許可が必要です。

電気と水道

電気と水道は基本的に立ち合い不要です。電気はスマートメーターが設置されていれば指定日に自動で使えるようになり、従来型メーターの場合はブレーカーを上げるだけ。水道は蛇口をひねれば出る状態になっていることがほとんどで、止水栓が閉まっていれば自分で開けます。

引っ越し後の区役所での手続き(転入届、在留カードの住所変更など)については、引っ越し後の区役所手続きでまとめています。国民健康保険の加入手続きも含まれるので、健康保険と年金の解説も事前に読んでおくと安心です。


自分で運んだ引っ越し

引っ越し業者は使いませんでした。実家が都内だったこともあり、荷物を何回かに分けて自分で運びました。

大型家電(冷蔵庫・洗濯機)は購入時に配送・設置を依頼し、残りの荷物は段ボールに詰めて車やタクシーで運ぶ方式。業者を使わない分コストは抑えられましたが、体力的にはそれなりにハードでした。

業者を使うかどうかは荷物の量と移動距離次第ですが、都内近距離で荷物が少ないなら自力でも十分可能です。


東京での初めての引っ越しを振り返って

東京で初めての引っ越しを経験して一番感じたのは、「決断のスピード」が求められるということでした。ポータルサイトで下調べして、スプレッドシートで比較して、条件を整理して——準備は万全だったつもりでも、実際の東京の物件探しは「いいと思ったら即申し込み」の世界でした。

フリーレントの存在は、金銭面だけでなく精神面での支えになりました。礼金なし物件を探す苦労、光回線対応物件の少なさ、ドアサイズの確認、ガスの開栓予約——一つひとつは小さなことですが、初めてだと何がわからないかもわからない状態なので、事前に知っておけるだけで楽になります。

この記事が、これから東京で初めてのひとり暮らしを始める方の参考になればうれしいです。


関連記事


参考:

この記事をシェア

T O K Y O . H O W

東京のすべてを、ひとつずつ。

tokyo.howは、東京で暮らす・旅するすべての人のための実践ガイドです。電車の乗り方からアパートの探し方、役所の手続きまで——都民目線で、ステップバイステップでお届けします。