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東京で初めての一人暮らし — 物件探しから入居までの全記録

東京で初めて一人暮らしを始めた実体験。初期費用約30万円の内訳、物件探しから入居までの全手順、ライフライン手続きまで時系列で紹介。

東京で初めての一人暮らし — 物件探しから入居までの全記録

12月、東京での一人暮らしに向けて家探しが始まった

冬の東京、閑静な住宅街の通り

大学院を卒業するタイミングで、実家を出て東京でひとり暮らしを始めることにしました。都内から都内への引っ越し。初めての経験です。

12月に物件探しを始めて、2月に入居。期間としてはおよそ2ヶ月。振り返ってみると「もっと早く動いていればよかった」と思う場面がいくつもありました。

12月は東京の賃貸市場ではまだオフシーズンだろう、と高をくくっていました。東京23区のどこに住むかも決まっていない段階で、通勤30分圏内・家賃10万円以内という条件だけ決めて動き出した形です。ところが実際に探してみると、12月の時点で条件の良い物件はすでに埋まり始めていました。単身向けの1Rや1Kは、大学生や新社会人が早めに動いているようで、「もう仮予約が入っています」と言われることが何度もありました。あのときの焦りは今でも覚えています。


一人暮らし向けの物件をポータルサイトで下調べ

物件探しの最初のステップは、賃貸ポータルサイトでの情報収集でした。SUUMOLIFULL HOME’Sカナリーの3つを使って、条件に合いそうな物件を片っ端から調べました。

家賃、最寄り駅、築年数、間取り、設備。見るべき項目が多いので、気になる物件をスプレッドシートにまとめていきました。横軸に物件名、縦軸に家賃・礼金・敷金・最寄り駅・徒歩分数・築年数・設備(光回線の有無、オートロックなど)を並べて比較する形です。

このスプレッドシートが後々かなり役に立ちました。不動産屋に行く前に自分の優先順位が整理できるし、複数の候補を冷静に比べられます。物件情報は見れば見るほど混乱するので、一覧化しておくと判断がぶれにくくなります。


不動産屋に行ったらその日のうちに内見

不動産屋に予約を入れて訪問すると、希望条件を伝えたその場でいくつか候補を出してくれました。そして「今から見に行きましょう」と、その足で内見に。初めて不動産屋のカウンターに座ったときは妙に緊張しましたが、担当の方が慣れた様子でリードしてくれたので助かりました。

フローリングに積まれた引っ越し用の段ボール

合計5件ほど内見しました。その中に、条件に合っていて「ここがいいな」と思える物件がありました。日当たりが良くて、駅からの距離も許容範囲。ただ、お店に入ってすぐ物件を見せてもらい、そのまま現地へ向かって……という流れがあまりにも急で、即決する気持ちになれませんでした。「一晩考えさせてください」と伝えてその日は帰りました。

翌日、「やっぱりあの物件にします」と連絡したところ、すでに埋まっていました。

たった一晩です。

東京の賃貸物件は基本的に「先着順」です。内見して気に入ったら、その場で申し込むくらいのスピード感でないと、人気のある物件は取れません。


「仮予約」で埋まっている物件が多い

物件を逃した後、不動産屋にいくつか追加の候補を出してもらい、スプレッドシートに追加して比較検討を進めました。

このとき不動産屋から聞いて初めて知ったのが「仮予約」(仮押さえ)という仕組みです。誰かが入居申込書を出すと、その物件は他の人には紹介されなくなります。

12月の時点でも、条件の良い物件にはすでに仮予約が入っているケースが多く、「この物件は仮押さえ中です」「こちらも申し込みが入っています」と言われることが続きました。

仮予約の段階でキャンセルされる可能性はゼロではありませんが、実際に出ることはほとんどありません。キャンセル待ちに期待するより、1つの物件に固執せず並行して探すほうが現実的です。

最終的に決めたのは、最初に逃した物件とは別の、礼金なし・フリーレント付きの1Kでした。条件は少し異なりましたが、光回線対応で家賃約10万円。結果的にはこの物件で満足しています。


一人暮らしの初期費用の内訳を公開

今回の引っ越しで実際にかかった初期費用をまとめます。家賃約10万円の物件での内訳です。

項目金額
敷金(1ヶ月分)10万円
礼金0円(礼金なし物件)
仲介手数料(1ヶ月分+税)11万円
前家賃0円(フリーレント1ヶ月)
火災保険1.5万円
鍵交換費用1.5万円
保証会社利用料(家賃の50%)5万円
合計約30万円

礼金なし・フリーレント1ヶ月の物件を選んだおかげで、一般的な相場(家賃の4〜5ヶ月分)よりは抑えられました。とはいえ30万円はまとまった出費です。

保証会社は自分の場合、連帯保証人を立てられる状況でしたが、管理会社から「保証会社の利用必須」と言われたのでそのまま申し込みました。審査は書類に不備がなければ数日で結果が出ることが多く、自分の場合も3日ほどで通過の連絡が来ました。保証料は初回が家賃の50%、2年目以降は年1万円という契約でした。

物件探しの詳しい手順や必要書類については、東京で家を探す方法で解説しています。


東京で一人暮らし向けの礼金なし物件を探す苦労

個人的に「礼金は払いたくない」という気持ちが強くありました。礼金は大家さんへのお礼で、退去時に返ってこないお金です。家賃1ヶ月分が相場なので、家賃10万円なら10万円がそのまま消えます。

ただ、礼金なしの物件は条件を絞ると選択肢がかなり減りました。LIFULL HOME’Sの調査(2025年)によると、首都圏の賃料10万円〜15万円未満の物件では礼金ゼロの割合が30.2%と、全賃料帯の中で最も低い水準です。需要が高い価格帯ほど、オーナー側が礼金を取れる構造になっているようです。

全体的には礼金ゼロ物件の割合は増加傾向にあります。ただ東京で「礼金なし」に加えて「光回線対応」「駅徒歩10分以内」のように条件を重ねると、該当する物件がごく限られてくるのが現実でした。どこかで妥協が必要です。


一人暮らしの初期費用をフリーレントで抑えた

窓から光が差す、入居直後の何もない部屋

最終的に決めた物件には「フリーレント1ヶ月」がついていました。つまり入居初月の家賃がタダです。

金額としてのメリットはもちろんですが、それ以上に「1ヶ月分の余裕がある」という心理的な安心感が大きかったです。引っ越し直後は家具・家電の購入や初期費用の支払いが重なるので、1ヶ月分の家賃が浮くだけで気持ちの余裕が違います。

なお、フリーレント物件は短期解約違約金がセットになっていることがほとんどです。「1年未満で解約した場合、家賃1ヶ月分の違約金」といった条件が付くので、契約時に確認してください。


東京の賃貸で光回線の落とし穴

物件探しで意外と苦労したのが、光回線に対応した物件を見つけることでした。

東京の単身向け物件、特に新築や築浅のものは「インターネット無料」を売りにしているところが多いです。一見お得に見えますが、これは建物全体でオーナーが一括契約した回線を入居者が共有する仕組み。回線の種類を選べず、利用者が多い時間帯には速度が落ちることがあります。

「光回線対応」と書かれた物件は、建物の共用部まで光回線が来ている状態。そこから自分でプロバイダを選んで契約し、場合によっては室内への引き込み工事も必要になります。手間はかかりますが、回線の品質を自分でコントロールできます。

表記意味自分でやること
インターネット無料回線・プロバイダ契約済み、すぐ使える特になし(速度は選べない)
インターネット対応 / 光回線対応共用部まで回線ありプロバイダ契約+室内工事が必要な場合あり
インターネット完備「無料」とほぼ同義特になし

オンラインゲームをやる方は要注意です。「インターネット無料」の共有回線では、夜間のピーク帯にPing値が跳ね上がったり、ダウンロード速度が数Mbpsまで落ちたりすることがあります。FPSや格闘ゲームだとまともにプレイできない可能性があります。リモートワークでビデオ会議が多い方も同様で、回線が不安定だと映像が止まったり音声が途切れたりします。

回線速度が重要な場合は「インターネット無料」だけで判断せず、回線の種類(光/CATV等)と実測速度を不動産屋や管理会社に確認してください。

なお、内見で訪れた新築物件や築数年の物件の中にも光回線対応のところはあったので、最近は増えてきている印象もあります。ただ、少なくとも自分が探した時点では、単身向けで光回線対応かつ礼金なしという組み合わせはかなり限られていました。


一人暮らし物件の内見で測っておくべきサイズ

これは声を大にして伝えたい話です。

東京の住宅は、玄関ドア・廊下・室内ドアのサイズが想像より小さいことがあります。特に単身向けの賃貸物件はコンパクトに設計されているため、洗濯機や冷蔵庫といった大型家電が搬入できないケースがあり得ます。

内見のときに測っておくべきポイント:

  • 玄関ドアの幅と高さ — 冷蔵庫・洗濯機が通るか
  • 廊下の幅 — 家具を運ぶときに曲がれるか
  • 洗濯機置き場(防水パン)のサイズ — 置きたい洗濯機が収まるか
  • 冷蔵庫スペースの幅・奥行き・高さ — 放熱スペースも含めて確認
  • 室内ドアの幅 — ソファやベッドフレームが通るか

自分は最初の内見にメジャーを持っていかなかったので、後日測り直しに行く羽目になりました。二度手間です。内見にはメジャー必携です。


東京での一人暮らし、引っ越し後のライフライン手続き

新居の鍵を手にした瞬間

物件が決まって鍵を受け取ったら、次はライフラインの手続きです。電気・水道・ガス・インターネットの4つがありますが、それぞれ立ち合いの要否が異なります。ここを把握しておかないと、引っ越し当日にお湯が出ない、ネットがいつまでも使えない、といった事態になります。

鍵を受け取ったとき、「自分の部屋だ」という実感が一気に湧きました。同時に、やることの多さにも気づきましたが。

ライフライン立ち合い手続き方法いつまでに
電気不要電力会社のWeb・電話で申し込み10日前まで
水道不要東京都水道局のアプリ・Web・電話3〜4日前まで
ガス必須ガス会社のWeb・電話で開栓予約1〜2週間前
インターネット(光回線)工事がある場合は必須プロバイダに申し込みできるだけ早く

ガスの立ち合い

ガスは安全確認のため、開栓時の立ち合いが必須です。東京ガスの場合、予約の時間帯は平日・土曜は9:00〜19:00、日曜・祝日は9:00〜17:00の間で枠を選べます。所要時間は15〜20分程度。繁忙期は予約が取りにくくなるため、引っ越し日が決まったら早めに予約を入れてください。

立ち合いは本人以外(家族や管理人など)でも可能です。

インターネット工事の立ち合い

「光回線対応」の物件で自分でプロバイダを契約した場合、室内への回線引き込み工事が必要になることがあります。この工事には立ち合いが必要で、所要時間は1〜1.5時間ほど。申し込みから開通まで通常2週間〜2ヶ月、繁忙期(3〜5月)はさらに長くなる可能性があります。

工事日は平日・土日から選べますが、その日は在宅している必要があります。入居直後にネットを使いたい場合は、契約が決まった時点ですぐにプロバイダへ申し込んでください。最近はオンライン内見やIT重説に対応している不動産会社も増えているので、遠方から部屋を探している場合はそうした会社を利用するのも手です。

なお、賃貸物件で回線工事を行うには、事前にオーナーや管理会社の許可が必要です。

電気と水道

電気と水道は基本的に立ち合い不要です。電気はスマートメーターが設置されていれば指定日に自動で使えるようになり、従来型メーターの場合はブレーカーを上げるだけ。水道は蛇口をひねれば出る状態になっていることがほとんどで、止水栓が閉まっていれば自分で開けます。

引っ越し後は区役所での手続き(転入届・在留カードの住所変更・国民健康保険など)もあります。詳しくは引っ越し後の区役所手続きにまとめています。

外国人の方は、保証人の問題や外国人対応の不動産会社探しが追加のハードルになります。詳しくは東京で家を探す方法を参照してください。


自分で運んだ引っ越し

引っ越し業者は使いませんでした。実家が都内だったこともあり、荷物を何回かに分けて自分で運びました。

大型家電(冷蔵庫・洗濯機)は購入時に配送・設置を依頼し、残りの荷物は段ボールに詰めて車やタクシーで運ぶ方式。業者を使わない分コストは抑えられましたが、体力的にはそれなりにハードでした。

業者を使うかどうかは荷物の量と移動距離次第ですが、都内近距離で荷物が少ないなら自力でも十分可能です。


東京での初めての一人暮らしを振り返って

東京で初めての一人暮らしを経験して一番感じたのは、「決断のスピード」が求められるということでした。ポータルサイトで下調べして、スプレッドシートで比較して、条件を整理して。準備は万全だったつもりでも、実際の東京の物件探しは「いいと思ったら即申し込み」の世界でした。

フリーレントのおかげで金銭面だけでなく精神面でも助かりました。礼金なし物件を探す苦労、光回線対応物件の少なさ、ドアサイズの確認、ガスの開栓予約。一つひとつは小さなことですが、初めてだと何がわからないかもわからない状態なので、事前に知っておけるだけで楽になります。

12月から動き始めて2月に入居。あのとき一晩迷って物件を逃した経験があったからこそ、次の物件では即決できました。結果的に、礼金なし・フリーレント付きの物件に落ち着けたのは良かったと思っています。


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