東京の交通パス比較2026|地下鉄・JR・Suicaを旅程で選ぶ
東京メトロ24時間券、Tokyo Subway Ticket、都区内パスなどを料金・路線・有効時間で比較。浅草・上野・銀座・渋谷を回る実例で、パスとSuicaの都度払いを計算し、購入資格や空港で使えない区間も確認できます。
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この記事の内容
東京の交通パスは、行きたい場所と使う鉄道会社が決まってから選ぶと比較しやすくなります。浅草と上野を往復するだけなら大人のIC運賃は356円。銀座と渋谷にも寄って浅草に戻る例では817円になり、700円の東京メトロ24時間券が117円安くなります。乗車回数だけで決めず、同じ行程で比べてみましょう。
まず行き先と路線を決める
- 宿の最寄り駅と、その日に行く場所を並べます。宿へ戻る移動も含めます。
- 経路検索で鉄道会社を確認します。銀座線(Ginza Line / G)などの東京メトロ、大江戸線(Oedo Line / E)などの都営地下鉄、山手線(Yamanote Line / JY)などのJRは別の範囲です。
- パスが使える区間の通常運賃を合計します。パス代より小さければ、Suicaなどの交通系ICカードで都度払う方が安くなります。
路線名や駅番号は東京メトロ・都営地下鉄の路線図で照合できます。色だけで判断せず、会社名と路線名を見ます。節約のために大きく遠回りするなら、乗換や徒歩が増えることも含めて選びましょう。
代表的な3商品の比較図です。路線図ではありません。ほかのパスは下の表で比べられます。
主なパスの料金と対象範囲
大人1人の金額で、括弧内は小児料金です。以下は単独の乗車券で、空港交通とのセット商品ではありません。
| パス | 料金 | 主な対象範囲 | 有効期間 |
|---|---|---|---|
| 東京メトロ24時間券 | 700円(350円) | 東京メトロ全線 | 24時間。券の形式で開始時刻が違います |
| Tokyo Subway Ticket | 24時間1,000円(500円)/48時間1,500円(750円)/72時間2,000円(1,000円) | 東京メトロ・都営地下鉄 | 最初に使ってから連続24・48・72時間 |
| 東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券 | 1,100円(550円) | 東京メトロ・都営地下鉄 | 指定日の始発から終電まで |
| 都区内パス | 870円(430円) | 東京23区内のJR普通・快速列車の普通車自由席 | 利用当日。夜間は有効区間の終電まで |
| 東京フリーきっぷ | 1,720円(860円) | 東京メトロ・都営地下鉄・23区内のJR、都営バス等 | 指定日の1日 |
出典:東京メトロの一日乗車券、Tokyo Subway Ticket、JR東日本・都区内パス。Tokyo Subway Ticketなどは2026年3月14日に料金が改定されています。
都営線だけを中心に使う日は、都営まるごときっぷも候補です。大人700円、小児350円で、都営地下鉄・都営バス(江東01系統を除く)・東京さくらトラム・日暮里・舎人ライナーが対象です。メトロやJRは含みません。磁気券の前売り販売は2026年9月30日で終了しているので、古い購入案内には注意してください。
24時間と「1日」、購入資格の違い
24時間券は、例えば月曜15時から火曜15時という使い方ができます。一方、共通一日乗車券は月曜に使えば月曜の終電までです。午後から観光する日と、翌朝の移動をまとめたい日では違いが出ます。
東京メトロ24時間券には次の違いがあります。購入場所、対応するカード、利用開始期限の詳細は公式の商品案内で確認します。
| 形式 | 24時間の開始 | 購入・利用時に見ること |
|---|---|---|
| 紙の磁気券 | 最初の改札通過 | 駅の券売機で当日券を購入した場合、その日の終電までに使い始めます |
| QR券 | 利用開始操作後、最初の改札通過 | 公式販売ページの対応端末・利用期限を確認します。QR非対応の改札もあります |
| IC券 | 購入時刻 | 対象のPASMOに載せます。Suicaには載せられません。対応するPASMOの種類も確認します |
Tokyo Subway Ticketには購入対象の条件があります。海外からの旅行者、または東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・山梨以外からの国内旅行者向けです。パスポートなど必要な確認書類や受取方法は公式販売案内から選んだ購入先で確かめます。東京都内に住んでいて購入条件に合わない場合は、メトロ24時間券や共通一日乗車券などで比較します。
子供の年齢区分も確認しましょう。東京メトロの案内では小児は原則6歳以上12歳未満ですが、6歳でも入学前なら幼児、12歳の小学生は小児です。通常の乗車では大人または小児1人に同伴する幼児は2人まで無料で、3人目からや幼児単独の乗車などは小児運賃です。家族の試算では、大人と子供の人数を分けて足します。
浅草・上野・銀座・渋谷を回る日で計算
以下は大人1人が銀座線で移動し、各駅で観光のため改札を出る例です。全区間が東京メトロ内に収まります。
| 移動 | 大人IC運賃 |
|---|---|
| 浅草 → 上野 | 178円 |
| 上野 → 銀座 | 178円 |
| 銀座 → 渋谷 | 209円 |
| 渋谷 → 浅草 | 252円 |
| 合計 | 817円 |
出典:東京メトロ運賃表(2026年4月1日現在)。この行程ならメトロ24時間券700円との差は117円です。都営線を使わないので、24時間1,000円のTokyo Subway Ticketを買う必要はありません。
浅草と上野の往復だけなら178円×2=356円。700円のパスより344円安く済みます。48時間券や72時間券を検討するときも、期間全体で使う対象路線の運賃を足します。JRや私鉄の運賃を地下鉄パスの節約額に含めないようにしましょう。
購入から改札までの手順
行程を決めたら、使う日付と券の形式を選びます。メトロの駅で紙の当日券を買うなら、券売機の「おトクなきっぷ」から商品名を確認します。Tokyo Subway Ticketは旅行者向けの公式販売入口へ、都区内パスは対象駅の指定席券売機などへ進みます。都区内パスのモバイルSuica版は大人用・当日発売です。手持ちのICカードなら何でも載せられるとは限りません。
購入後は商品名と利用開始日・終了時刻を確認します。改札ではパスとして買った券を使います。別のICカードをタッチすると都度払いになる場合があるため、紙券とICカードを取り違えないようにします。
- 磁気券:対応する改札に投入し、出てきた券を取ります。有効期間中に繰り返し使うので、取り忘れないようにします。
- QR券:購入先の案内に従って有効なコードを表示し、対応する読み取り部を使います。使えない改札では駅員またはインターホンへ。電池切れに備え、端末を充電しておきます。
- IC券:パスを購入したPASMOやモバイルSuicaなど、その商品に対応するカード・端末をタッチします。
止められたときは同じ券と行き先を駅員に見せ、「この券で〇〇駅まで行けますか?/Can I use this pass to get to ___ Station?」と確認できます。知らない改札から別の券で入り直す前に、精算方法を聞きましょう。駅内の移動は東京の主要駅の乗換ガイドも使えます。
空港・舞浜・お台場へ行く日は範囲を確認
地下鉄から同じ列車に乗ったまま進んでも、途中で鉄道会社が変わることがあります。直通運転とパスの有効範囲は別です。
| 行き先・路線 | 比較するときの注意 |
|---|---|
| 羽田空港(京急・東京モノレール) | このガイドのパスだけで空港までの運賃をカバーできません |
| 成田空港(京成・JR) | 空港区間と特急料金などを別に確認します |
| 舞浜(JR京葉線) | 千葉県にあるため、23区内限定の都区内パスの範囲外です |
| お台場(ゆりかもめ・りんかい線) | メトロ・都営地下鉄の券では対象外です |
商品ごとの地下鉄の対象路線と都区内パスのフリーエリアを、実際に選ぶ経路と照合します。空港から宿までの移動は成田・羽田から東京への交通、東京から他都市へ移動する旅行はJR Passの旅程別比較へ進めます。
予定が変わる可能性があるなら、買う前に未使用時の払戻条件と手数料も確認します。使い始めてから行き先を減らしても、差額が返るとは限りません。夜まで出歩く日は、パスの期限と宿まで戻れる終電をそれぞれ確認しておくと安心です。