おでかけ
東京から馬籠・妻籠へ:石畳の宿場と中山道を歩く
石畳の馬籠宿を歩き、峠道の茶屋でひと休みして妻籠へ。東京と京都の旅行に中山道の街道歩きを加える1泊2日案です。約3時間の徒歩コース、荷物運搬、2026年のバス運賃、高山・下呂へ続く交通も紹介。
この記事の内容
馬籠の石畳の坂と水車を見ながら歩き、翌朝は峠を越えて妻籠へ。東京と京都を旅する途中に、宿場と山道を歩く一日を加えられます。馬籠に前泊する1泊2日なら、宿場の散策と中山道歩きをそれぞれ楽しめます。
馬籠〜妻籠は全長9km、徒歩2.5〜3時間の峠越えです。食事や寄り道、子供の休憩には別に時間がかかります。歩き慣れている距離に合えば、道中の茶屋や滝に立ち寄る楽しみもあります。
馬籠宿は岐阜県中津川市、妻籠宿は長野県側にあります。どちらも高山とは別のエリアです。高山・白川郷も含めた全体の日程は東京からの岐阜旅行ガイドから選べます。
馬籠の石畳から、峠道の茶屋へ
馬籠では石畳の坂を歩き、水車のそばで足を止めるところから。宿場を散策して泊まった翌朝に、中山道へ向かう流れです。馬籠からは短い急坂で馬籠峠へ上がり、その後は妻籠へ長い下りが続きます。街中の散歩とは違う峠越えなので、履き慣れた歩行用の靴が向いています。
道中の一石栃立場茶屋は無料休憩所です。茶屋でひと息入れたり、男滝・女滝へ寄り道したり。妻籠へ着くまでの道にも立ち寄りたい場所があります。茶屋の当日の開所や足元の状態に合わせ、無理なく歩けるコースを選びます。
東京から入り、翌日は妻籠へ
東京からは東海道新幹線で名古屋へ行き、中央本線で中津川駅へ向かいます。中津川で馬籠行きバスに乗り換え、約25分で馬籠です。東京からの鉄道を調べるときは「馬籠駅」ではなく、まず「中津川駅」を目的地にすると区間を整理できます。
| 日程 | 行動の組み方 | 予約時に確認すること |
|---|---|---|
| 1日目 | 東京→名古屋→中津川→馬籠。宿場を歩いて宿泊 | バスの到着と宿の最終チェックイン・夕食時刻 |
| 2日目午前 | 荷物を預け、馬籠峠を越えて妻籠へ | 荷物運搬の受付時間と当日の道の状態 |
| 2日目午後 | 妻籠散策→南木曽駅→名古屋→東京または京都 | 帰りのバスと列車の接続 |
前泊すると、朝から荷物を送り、峠道を歩き始められます。この表は旅程の例なので、列車・バスは旅行日の便でつなぎます。東京〜名古屋の予約は新幹線予約ガイド、妻籠側の列車とバスは妻籠宿公式アクセスにまとまっています。
峠を越えた後は、妻籠で食事や町歩きを楽しんでから南木曽駅へ向かいます。東京へ戻る日も、京都へ進む日も、南木曽に停まる列車とバスの接続を先に選んでおくと、歩くペースを急がずに済みます。子連れや雨上がりの日は、公式の徒歩時間より長くかかることも考えておきます。
東京から当日入りする方法もありますが、定期荷物運搬には馬籠で11時30分までの受付が必要です。途中の乗り換えに左右されたくないなら、馬籠か中津川での前泊が候補になります。
徒歩区間と交通を分けた模式図です。方角・縮尺・標高差は表していません。
大きな荷物は送り、小さなバッグで歩く
スーツケースを妻籠へ送っておけば、峠道は小さなバッグで歩けます。定期手荷物運搬は2026年3月20日〜11月30日、1個1,000円です。
馬籠観光案内所または馬籠宿BASEで、8時30分〜11時30分に受付、妻籠観光案内所で13時〜17時に受け取りです。受付時に行き先を「妻籠観光案内所」と伝えます。大妻籠の宿へ泊まる場合は、宿との間で受取先を合わせます。
雨具、飲み水、必要な薬、財布、携帯電話は手元のバッグへ。妻籠に着いたら17時までに荷物を受け取り、帰りのバスへ向かいます。
受付に遅れた場合は、別の臨時便が1回4,500円・荷物3個まで、取扱時間8時30分〜17時と案内されています。定期便の期間外も臨時便の対象です。利用可否と受取時刻を窓口で確かめてから歩き始めます。
現地の交通費はいくらかかる?
中津川から入り、馬籠〜妻籠を歩いて南木曽へ抜ける場合、現地バスは大人1人で800円+300円=1,100円です。荷物を1個送るなら合計2,100円。東京・京都との鉄道代、宿泊、食事、建物の入館料は含めていません。
| 区間・サービス | 大人の費用 | 根拠 |
|---|---|---|
| 中津川駅→馬籠 | 800円 | 2026年4月版の公式交通案内(PDF) |
| 妻籠→南木曽駅 | 300円 | 南木曽町の運賃表 |
| 馬籠→妻籠の荷物運搬 | 1個1,000円 | 2026年度定期便 |
馬籠〜妻籠を歩かずバスで移動する場合は大人1,000円を追加します。公式交通案内ではICカードを使えないため、バス代は千円札と硬貨で用意します。
子供料金は会社ごとに違います。中津川〜馬籠の北恵那交通は小学生が大人の半額、幼児は小学生以上の同伴者1人につき1人無料(PDF)です。南木曽町の妻籠線は小学生100円・未就学児無料。大人2人・小学生1人・未就学児1人なら、この2区間のバスは計2,700円、荷物2個で計4,700円という計算です。
帰りは南木曽町の妻籠線で「妻籠」発と「南木曽駅」着を対にして確認します。2026年4月版には15時40分→15時48分、16時10分→16時18分(PDF)の便があります。ほかの系統も通るので、旅行日の全体時刻表は町の交通案内から確認できます。
天気や体力に合わせてコースを選ぶ
子供が普段から坂道を長く歩いていない場合は、両宿場をバスで結んで町歩きを楽しむ方法があります。歩く距離を短くするなら馬籠峠から妻籠へ下るコースも候補ですが、下り坂を歩き続ける点は同じです。雨の後の石畳は滑りやすいため、悪天候時の代替コースにはしません。出発前に公式ハイキングマップを保存し、当日の道の状態と帰りのバス時刻を確かめます。
歩き始めた後に足が痛くなったら、まず無理に先へ進まず、保存した地図で現在地を確かめます。馬籠線の公式時刻表(PDF)には「馬籠峠」「一石」「大妻籠」などの停留所があります。ただし旧道上のどこからでも乗れるわけではありません。停留所まで安全に歩けるかと次の便を確認します。山道の途中へタクシーが来られることや、すぐ配車されることは前提にできません。
当日の状況は、妻籠宿公式のクマ目撃情報も確認できます。熊よけ鈴は両宿場の案内所で貸出・返却できますが、鈴による安全保証はありません。雪や凍結のある日は通常の約3時間を当てはめず、宿場だけの散策へ変更する余地を残します。
歩いた後は、下呂の温泉や高山へ
街道歩きの後に下呂の温泉で泊まる旅や、高山の町歩きへ続ける旅も選べます。2026年4月1日〜11月30日運行の濃飛バス馬籠・妻籠線は、妻籠15時発→下呂駅前16時50分→高山18時着、片道は下呂4,000円・高山5,000円です。
この便を使う日は、妻籠での散策と荷物受け取りを15時より前に終える予定にします。事前予約が必要です。予約は濃飛バスの路線ページにある「予約する」から進めます。妻籠など高山濃飛バスセンター以外から乗る場合は、出発10分前までにWeb乗車券の購入が必要です。2026年12月以降に同じ便が走るとは限りません。温泉に重きを置くか、翌日の白川郷への移動に重きを置くかは宿泊地の選び方で比較できます。
石畳の坂を歩きたいのか、峠を越えて二つの宿場を結びたいのか。好きな歩き方を選べるのも、この旅の楽しみです。東京と京都の間に、宿場で立ち止まりながら歩く一日を加えてみてください。
写真:SElefant / Wikimedia Commons、CC BY-SA 3.0。2008年撮影、画像の変更なし。料金・交通情報は2026年9月17日に公式情報で確認しています。
よくある質問
- 馬籠から妻籠まではどれくらい歩きますか?
- 妻籠宿公式は徒歩2.5〜3時間、全長9kmと案内しています。宿場での食事や買い物、休憩の時間は別に用意する計画がおすすめです。
- スーツケースを持って中山道を歩く必要がありますか?
- 2026年3月20日〜11月30日は馬籠・妻籠間の定期手荷物運搬があり、1個1,000円です。受付は8時30分〜11時30分、受け取りは13時〜17時です。
- 馬籠と妻籠は同じ県ですか?
- 馬籠宿は岐阜県中津川市、妻籠宿は長野県南木曽町です。馬籠峠を越える徒歩コースでつながっています。