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PASMOの買い方・使い方|旅行・通勤・全国での利用
PASMOは今も駅で購入でき、大阪・京都など全国の対応エリアで使えます。通常カード・スマホ・観光用TOURIST PASMOの選び方から、羽田・成田の購入場所、チャージ、子どもの利用、通勤定期、払い戻しまで。TOURISTの28日期限、通常カードの預り金500円、Suicaとの違いも確認できます。
この記事の内容
PASMOは今も駅の券売機や窓口で購入できる交通系ICカードです。JR・私鉄・地下鉄の対応路線で同じ1枚を使え、大阪・京都など全国の相互利用対応エリアでも電車・バスや買い物に使えます。ただし、入金するだけで乗り放題になるカードではありません。
使えるSuicaやICOCAを持っていれば、買い足さずに対応路線を利用できます。カードがなければ、次の違いから選べます。
- 返金や次の訪日でも使うことを重視するなら、現金で買う通常PASMO。
- 対応端末と決済カードがあるなら、スマホのPASMO。
- 空港で購入し、28日以内に残高を使い切るなら、TOURIST PASMO。
28日を超える滞在では、通常カードかスマホが候補です。出発前には対応端末・決済条件を確認し、スマホの発行・チャージは日本到着後に進めます。現地でカードを買う場合に備えて、日本円の現金も用意すると移動手段を選べます。
- 来日直後は通常カードか対応スマホを用意し、チャージ残高で移動します。
- 住まいが決まったら、通勤経路と勤務先の交通費の条件を確認します。
- 定期券の発売会社・期間・支払い方法を比較して購入します。転居予定があれば、長い期間を先に買わずに済みます。
| 種類 | 向いている使い方 | 預り金・使い残し |
|---|---|---|
| 通常カード | 現金で購入、長期滞在、再訪 | 預り金500円。返却時は残高から最大220円の手数料 |
| スマホ | 対応端末で日常の乗車や通勤 | 預り金なし。残高返金には会員登録・日本国内の銀行口座などが必要 |
| TOURIST PASMO | 空港で購入し、28日以内に使い切る旅行 | 預り金なし。購入日から28日、通常の残高返金なし |
通常PASMOは駅の券売機で買える
無記名と記名PASMOの選び方
通常カードは旅行者も選べます。無記名PASMOは紛失時に再発行できず、記名PASMOは登録した本人用で、紛失再発行の対象になります。記名には氏名・性別・生年月日・電話番号を登録します。日本国外の電話番号を入力できるか迷ったら購入先へ確認し、当面は無記名で使って後から記名へ変更する方法もあります。
購入額のすべてを運賃に使えるわけではありません。東京メトロの2,000円の販売額には預り金500円が含まれるので、差し引き1,500円が残高になります。預り金はカード返却時に戻るお金です。
子どものカードを買う前に
小児用PASMOは、旅券など子どもの年齢を確認できる書類を持って駅・バス窓口で申し込みます。小児用PASMOやこども用My Suicaを持っている場合、重ねて購入はできません。小児用の有効期限は12歳になる年度の3月31日で、翌4月1日以降は大人用への変更手続きが必要です。
東京メトロでは大人または小児1人につき同伴する幼児2人まで無料です。たとえば、大人2人と8歳・5歳の家族が通常乗車するなら、大人用2枚と小児用1枚が使え、同伴する5歳は無料の条件を満たします。6歳でも小学校入学前は幼児、13歳未満の小学生は小児です。他社のバスや有料座席では条件が異なるため、乗る事業者の案内で確認が必要です。
券売機で購入する手順
以下はPASMO公式の現金での購入手順です。
- PASMO取扱事業者の駅で、購入対応の券売機を探します。
- 画面の「PASMO」を選びます。
- 「PASMO新規購入」を選びます。
- 無記名・記名を選び、必要に応じて登録情報を入力します。
- 金額を選んで現金を入れます。
- カードと釣り銭を受け取り、残高を確認します。
表示は機械によって異なります。PASMO公式の購入画面例で操作の流れを確認できます。見つからないときは「PASMOを買いたいです」で係員に伝わります。購入後の操作は改札での使い方にまとめています。
観光用のTOURIST PASMOは28日間使える
羽田と成田での購入場所
TOURIST PASMOは、購入額と同額の残高が入る観光用カードです。通常カードと異なり、預り金はかかりません。
公式に案内されている販売場所と各窓口の営業時間は次のとおりです。
| 空港 | 指定の購入場所 | 販売額・窓口時間 |
|---|---|---|
| 羽田 | 京急の第1・第2ターミナル駅の旅行者向け券売機。第3ターミナル駅は京急TICと隣の専用券売機 | 1,000・2,000・3,000・4,000・5,000・10,000円。第3ターミナルの京急TICは8:00〜22:00 |
| 成田 | 第1ターミナル駅、第2・第3ターミナル側の駅にあるSKYLINER & KEISEI INFORMATION CENTER | 2,000円。窓口は7:00〜21:00 |
羽田の指定売り場はクレジットカード購入に対応しています。成田では購入前に窓口へ決済方法を確認すると確実です。場所や時間は変更されることがあるため、出発前に到着ターミナルの売り場と営業時間を確認しておくと、探しやすくなります。
使い残しと夜間到着で困らないために
有効期間は初回乗車からではなく、購入日から28日です。期限などが書かれた案内用紙「Reference Paper」も使用時に携帯します。通常の使い残しは返金されないので、予定に合わせて少額ずつチャージすると残高を余らせにくくなります。小児用は28日以内でも、12歳になる年度の3月31日までです。
帰国日は空港までの運賃を先に確保し、そのほかの残高を対応店舗で使う順番なら、移動用のお金を使い切らずに済みます。店によって現金との併用条件が異なるため、支払い前の確認が必要です。
窓口の営業時間外に買えなければ、その日の乗車券で移動し、通常PASMOなどを後で用意する方法があります。羽田の専用券売機が24時間使えるとは限りません。空港から都心への交通手段も先に決めておくと、購入できない場合の移動を選べます。
旧PASMO PASSPORTは取扱いが終了した商品で、現在のTOURIST PASMOとは別です。
スマホでPASMOを使う
対応端末や決済条件は出発前に確認できますが、発行・チャージは日本到着後に進めます。
iPhoneはウォレットから始められる
対応端末・OSを確認し、デバイスの地域を日本に設定します。ウォレットで追加ボタンから交通系ICカード、PASMOを選び、金額と支払い方法を設定すると発行できます。日本国外発行カードがすべて使えるわけではなく、Apple Pay対応でも承認されない場合があります。
手持ちの物理カードを取り込む場合は、取り込み後に元のカードが使えなくなる点に注意が必要です。
Androidは対応機種の確認が先
AndroidはNFCがあるだけでは使えず、対応機種とおサイフケータイの条件を満たす必要があります。モバイルPASMOの対応機種とおサイフケータイの条件を確認し、モバイルPASMOアプリで新規発行します。端末や決済手段が合わない場合は、現金で通常カードを買う選択肢があります。
スマホを改札へかざす前に
iPhoneはPASMOをエクスプレスカードに設定すると、ロック解除やウォレットの起動なしで、端末の先端を読取部にかざせます。Androidもアプリの起動は不要ですが、電源とおサイフケータイ機能を有効にし、機種ごとの読取位置をかざします。同じ案内で、画面ロック中にNFCを無効にする設定がないかも確認できます。
| 手続き | 区別したい条件 |
|---|---|
| 発行・チャージ | 対応端末と決済方法を確認。iPhoneのウォレット利用とPASMO会員登録は別です |
| 定期券の新規購入 | iPhoneはPASMOアプリと会員登録が必要。Androidもアプリの定期券購入手順で進めます |
| 残高の返金 | 会員登録・本人確認・日本国内の銀行口座などが必要。これは返金の条件で、発行時の必須口座という意味ではありません |
PASMOにチャージして電車と買い物に使う
駅やお店で現金をチャージする
通常カードは対応する駅の券売機・チャージ機に入れ、「チャージ」と金額を選んで現金を投入します。残高上限は20,000円で、選べる入金額は事業者によって異なります。通常カードを2,000円で買い、1,500円の残高から使い始めるなら、足りなくなった分を追加する方法で進められます。出場時の不足は、下の精算手順で解消できます。
店頭では「PASMOに2,000円チャージしてください」などと伝え、希望額の現金を払い、読取部へタッチします。画面操作を求められたら店員の案内に従い、完了後の残高まで確認します。スマホの現金チャージも、対応する券売機や店舗で可能です。
TOURISTをクレジットカードで購入できても、物理カードの追加チャージが同じ方法でできるとは限りません。TOURISTの駅でのチャージは現金です。旅行中の現金とカードの組み合わせは東京の決済手段にもまとめています。
電車とバスとレジでの使い方
電車では、改札のICマークの読取部へカードを平行にタッチします。正常に読み取ると音が鳴るので、表示メッセージも確認します。入場と出場は同じカードを使い、1枚を同時に複数人で使うことはできません。
ゲートが開かなければ表示を確認し、出場時の残高不足は精算機などでチャージ・精算します。解決しないときは「PASMOが読み取れません」と係員へ。改札口や乗換経路の探し方は東京の駅の使い方にまとめています。
バスのタッチ回数は路線によって異なります。たとえば京都市バスの均一区間車は降車時、整理券車は乗車時と降車時にタッチするので、車内の表示に従います。
買い物では対応マークを確かめ、「PASMOで」と伝えてから金額を見てタッチします。一部商品や現金との併用に制限がある店もあります。
PASMOは大阪や京都でも使える
全国の相互利用対応エリアが対象
東京で用意したPASMOは、通常カードだけでなくTOURISTも全国の対応エリアで使えます。たとえばOsaka Metroの地下鉄・バスや、京都市バス・市営地下鉄が対応しています。
「全国」は日本の全路線という意味ではありません。大阪のオンデマンドバスなど対象外もあり、旅行先の路線案内にあるPASMOや全国相互利用の対応表示が目印です。買い物では、PiTaPaが電子マネーの全国相互利用に含まれないため、交通で使えた地域でも店舗の対応マークを確かめる必要があります。
東京から関西まで残高だけで通し乗車はできない
首都圏から関西など、異なる利用エリアをまたぐ残高での乗車はできません。東京で改札に入り、大阪でタッチして残高から精算することはできません。
新幹線などの長距離移動には、その列車の予約・乗車券を別に用意します。たとえばスマートEXでは予約時にクレジットカードで支払い、登録したICカードの残高からは引かれません。大阪や京都に着いた後は、対応する市内交通で同じPASMOを使えます。
通勤・長期滞在の定期券は路線から選ぶ
PASMOには定期券を載せられます。定期券の区間を利用するときも同じカードをタッチし、区間外の運賃はチャージ残高で精算します。定期券代と、買い物などに使うチャージ残高は別です。
購入する鉄道会社の確認方法
居住者だけでなく、1〜3ヶ月の滞在で同じ区間を何度も使う人も定期券を比較できます。ホテルから住居へ移る予定があれば、まず転居後の駅と経路を決め、通勤費の支給がある場合は勤務先の申請条件も確かめてから購入すると、買い直しを避けやすくなります。
次に、定期券を発売する事業者の公式検索で区間と購入先を調べます。駅でIC定期券を購入する場合、JR東日本で買うとSuica、東京メトロで買うとPASMOになります。
たとえば東京メトロとJRを乗り継ぐ経路が両社の発売対象なら、どちらの購入先でも、両社の区間を1枚にまとめた「連絡定期券」を購入できます。東京メトロ分とJR分を別々の窓口で買う必要はなく、SuicaでもPASMOでも1枚で乗り継げます。
ただし、発売できる区間・経路には制限があり、物理カードとモバイルで発売範囲が異なる場合もあります。継続購入もそれぞれのICカードを扱う事業者で行い、PASMOは最初に購入した事業者でしか継続できない場合があります。
チャージ残高では定期券を買えない
PASMOの残高では定期券を購入できません。モバイルでは対応する決済カードで定期券を購入します。カードを使えない場合は物理カードの定期券を選び、東京メトロのWeb予約後に券売機で現金購入する方法があります。対応するデビット・プリペイドカードもあるため、利用予定のカードと登録先の対応表が判断材料になります。
東京メトロのWeb予約を使う場合の券売機での購入手順は次のとおりです。
- 予約番号・登録した電話番号を控え、支払い用の現金または対応カードを用意します。手持ちのPASMOを使う場合は、そのカードも持参します。
- ピンクの券売機で「定期券を買う」→「定期券Web予約サービス」を選び、番号を入力します。
- 「お手持ちのPASMO」などの券種を選び、予約内容を確認して支払い、定期券を受け取ります。
費用は「定期券代÷普段の往復運賃」で比較できます。仮に定期券10,000円、往復500円なら20往復で同額です。1ヶ月・3ヶ月を選ぶ際は、公式の発売額に加え、利用開始日、旅行で使わない日、転居予定を考えると、長期券を使い切れるか判断できます。
帰国時の払い戻しと古いPASMOの扱い
通常カードはPASMO取扱窓口でカードを返却します。記名カードは本人確認書類も必要で、他エリアの窓口では払い戻せません。大阪・京都から帰国する場合は、東京を離れる前に返却するか、次回のために持ち帰るかを決めておくと、帰国時に慌てずに済みます。
定期券を含まない通常カードの返金は残高から最大220円を差し引いた額に、預り金500円を足した金額です。通常カードとTOURISTを同じ残高で終えたときの差は、次のようになります。
| 帰国時の残高 | 通常カードを返却 | TOURIST PASMO |
|---|---|---|
| 0円 | 預り金500円が戻る | 返金なし。失う残高も0円 |
| 500円 | 残高280円+預り金500円=780円が戻る。手数料220円 | 返金なし。残高500円が残る |
TOURISTには初めから預り金がないため、通常カードから戻る500円を割引や利益としては比べられません。定期券の払い戻しは購入した事業者が窓口となり、手数料も事業者によって異なります。
同じ残高500円でも、TOURISTの通常の使い残しは返金されません。使い切る短期旅行なら返金手続きは不要ですが、再訪予定なら通常カードを保管する選択肢があります。最後の交換・使用・チャージの翌日から10年間これらの取扱いがないと失効するため、購入日だけでは判断できません。
モバイルの残高返金は駅での現金受取ではなく、日本国内の振込先口座などが必要です。SFと呼ばれるチャージ残高だけを返金する場合、手数料は最大210円で、Apple PayのPASMOは手続き完了から入金まで2〜4週間が目安です。帰国当日の現金としては当てにできません。
PASMOが使えないときの確認先
残高不足と読み取りエラー
財布に複数のICカードを重ねている場合は、使う1枚だけを取り出して、もう一度タッチします。出場時の残高不足は精算機などでチャージ・精算し、未精算やカードの不調は改札係員へ。「残高が足りません」「PASMOが読み取れません」で状況が伝わります。
長期間使わなかったカードが改札で反応しない場合も、駅で確認してもらえます。すぐに失効や残高消失と決めつける必要はありません。
紛失とスマホの故障
記名カードをなくしたら、本人確認書類を持って再発行を申告します。受取りは登録翌日から14日以内で、手数料520円と新カードの預り金500円、計1,020円が必要です。無記名カードは紛失再発行できません。TOURISTも紛失再発行の対象外です。
スマホのPASMOは、会員なら会員メニューで再発行登録でき、駅では手続きできません。非会員はPASMO側の再発行・退会による利用停止手続きができないため、紛失への備えも登録を考える材料になります。iPhoneは事前設定があれば「探す」などで保護する方法もあります。機種変更の前には、Apple Payの手順かAndroidの手順を確認します。
Suicaとの違いと別の選択肢
PASMOとSuicaは、相互利用に対応する交通機関・店舗なら1枚で使えます。JR用と地下鉄用に2枚用意する必要はありません。選ぶ基準は購入場所、スマホの対応、通勤定期券を載せたい区間です。
観光用にはWelcome Suicaという選択肢もあります。購入や設定はSuicaの買い方・使い方にまとめています。地下鉄に何度も乗る日は、PASMOで都度払う合計額と対象区間の1日券を比べる方法もあります。
関連記事
移動前の準備には空港アクセス、街での支払いには東京の決済手段が役立ちます。
参考
よくある質問
- PASMOは今も買えますか?
- はい。通常のPASMOは取扱事業者の駅券売機や窓口で購入できます。大人用には無記名と記名があり、購入額には500円の預り金が含まれます。
- TOURIST PASMOはどこで買えますか?
- 羽田空港の京急の指定窓口・券売機、成田空港の京成の指定窓口で購入できます。預り金は不要で、購入日から28日間使えます。
- PASMOとSuicaは両方必要ですか?
- 通常の乗車なら、相互利用に対応する路線で1枚を使えます。通勤定期券は載せられる区間や発売事業者が異なるため、経路から選びます。
- PASMOは大阪や京都でも使えますか?
- Osaka Metroや京都市バス・地下鉄などの対応路線で使えます。ただし、東京から関西まで異なるエリアをまたいで、残高だけで乗り通すことはできません。
- PASMOにクレジットカードでチャージできますか?
- 通常の物理カードの駅・店頭チャージは現金です。スマホのPASMOでは対応する決済カードを使えますが、端末や登録先、カードによって利用条件が異なります。
- PASMOはどこで払い戻せますか?
- 通常カードはPASMOの取扱窓口で返却します。TOURISTの通常の残高返金はできず、モバイルはアプリなどで別の手続きが必要です。
- 子どもや家族で1枚のPASMOを使えますか?
- 電車では1枚を同時に複数人で使えません。小児用は子どもの旅券など年齢確認書類を持ち、駅・バス窓口で申し込みます。未就学児の運賃は同伴条件などで異なります。
- 以前の旅行で買ったPASMOは使えますか?
- 通常カードは再利用できますが、最後の交換・使用・チャージの翌日から10年間これらの取扱いがないと失効します。久しぶりに改札で反応しない場合は駅係員へ相談できます。